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昨年、一番ありがたかったこと

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。昨年の12月のことです。創業から勤務してくれているパートのAさんが「社長、12月18日はどうしているの?」と言われました。


「別に何もないよ。仕事をしているよ」というと、「もう家族で祝ってもらえないから私たちが、祝ってあげるわ。夕方時間を空けておいて」と言われました。そうです。12月18日は私の誕生日なのです。


例年の誕生日は、パートさんがケーキを買ってきてくれて、お昼休みにそれを頂き、祝ってくれます。ある年は、私の顔を印刷したケーキを買ってきてくれました。この顔つきのケーキを分けるのに、誰がその顔に包丁を入れるのかでもめました(笑)。



誰も入刀しようとしないので(当たり前か!)奥さんが選ばれました。まずは、写真撮影会です。その顔に奥さんが包丁で突き刺そうとするポーズを撮影しました。ちなみに、この写真は、ケーキ屋さんで、入賞してプレゼントを取得しました。


いざ入刀となると、奥さんは、「さすがに包丁を入れるのはためらう」と言いました。すったもんだありましたが、夫婦二人で入刀することになりました。自分の顔に包丁を入れるのは、まぁまぁ嫌な気持ちになりました(笑)。


二年前は、なぜか鬼滅の刃の禰豆子の恰好をさせられ、口に竹を咥えされられました(笑)。これも撮影会です。このように楽しい誕生日会を企画してくれています。




パートさんがやってくれている仕事は、お中元、お歳暮の商品の詰め合わせ作業の請負です。お客さんの商品が良く売れた年は、仕事が長く続きますし、売れない年は、早く休みに入ります。


今年は、お客さんが、コロナ明けで、お歳暮が売れるだろうと予測されていて、力が入っていていました。それで、いつもよりも早い時期から仕事が始まりました。


そのおかげで、11月までの当社の売上は増えました、この調子でいけば、今年はかなりいいなぁと思っていましたが、想定していたほど売上が伸びず、今年は12月初旬で仕事が終了することになりました。


このような年は、誕生日会はありません。それで、「今年は撮影会の為に、芸をする必要はないだぁ」と安堵していました。


それが、今年は夕方に時間を空けてくれというのです。うれしいですが、今までの経験から、何か危険な香りがします(笑)。当日、連れていかれたのは、普通のお店でした(笑)。勤続10年以上のパートさんが5名いました。会が始まり、私の不安していたことは何もなく、誕生日パーティーをしていただき、ケーキまでいただきました。




そこで、来年の抱負を問われました。来年は25周年なので、ぜひお祝い会をやりたいですと答えました。


先ほども述べた通り、お客さんの都合で休みが決まります。そのため、勤務が不安定です。それでも10年以上も一緒に働いてくれて、こうやって私の誕生日を祝ってくれるパートさんがいます。


25年経営しても会社を大きくすることは出来ませんでしたが、良い仲間に恵まれて、本当にありがたいと思いました。来年の25周年では、少しでもお返ししたいと思います。


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