心構えが大事
私が学生時代に「電車でドアが閉まりますというが、あれはドアを閉めますが正しいだろ」と言ってきた友達がいました。その時は面倒な奴だなぁと印象しかありませんでした(笑)。私は、2000字書くセミナーを再受講をしています。その理由がこの言葉の違いにあったのです。
彼の言いたかったことを考えてみると「ドアが閉まります」は自動でドアが閉まるイメージでした。車掌さんに責任がない感じがします。「ドアを閉めます」は車掌さんが自らの責任でドアを閉めている感じがします。実際にドアを閉めているのは車掌さんですので、閉めますと言った方が責任が明確だと思いました。
似たような例で「燃えないゴミ」があります。地域によって違いはありますが、プラスチックが燃えないゴミになっています。プラスチックを、燃やそうと思えば燃えます。なのに、燃えないゴミというネーミングに違和感がありました。これを「燃やさない」という言葉に置き換えればどうでしょうか?プラスチックは資源だから燃やさない。判断の基準があります。判断する人の意思を感じ、すっきりしました。
ここまで、言葉にこだわってみると恥ずかしながら自分自身でも、同じような言葉(燃えないゴミ、ドアが閉まります)を使っていることに気がつきました。
昨年末受講したライティングゼミです。FACEBOOKの広告には、こう書かれていました。人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」文章を書く能力がついて、人生を変えれるっていいなぁと思って、ポチッとしました。
初めての講座で最後まで読んでもらうコツとして、ABCユニットの作り方を教えてもらいました。前回受講中の私は、そんな手順通りにやる時間がもったいない。とにかく一週間で2000字を書き上げる!とあせっていました。
そんなスタンスでやっていると、そのうち文章を書く能力を身につけることが目的ではなくなっていました。課題を提出することに意義があるといって、期日までに出すことが目的になっていました。これでは学んだことが身につくはずがありませんね。今思えばどうしてこうなったのかが分かります。
「燃えるゴミ」「ドアを閉めます」と同じくらい自分に意思がなかったからです。文章を書く能力がついて、その上、人生が変わればいいなぁという受身な気持ちでスタートをしたからです。講師からは、課題提出を必ずしてくださいと、私は言われた通りに課題提出を実践していただけでした。
2000文字の講座を受講することで、文章を書く「力がつきます」
2000文字の講座を受講することで、文章を書く「力をつけます」
「力がつきます」だと講座を受けると文章を書く力が自動的につく。受け身な印象がないでしょうか?
「力をつけます」は、自ら努力して文章を書く力をつける。身に着ける。自主的な印象になりませんか?
前回の私は、「受講することで文章を書く力がつきます」と思っていたのです。
今回、再受講したのは、「受講することで文章を書く力をつけます」と自分心構えを変えたいと思ったからです。学んだことを丁寧に実行し課題をつくり、文章を書く力を付けたいと思います!
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